【日本↔シャーロット】ノースカロライナ フライト情報①
日本から、ノースカロライナ州やサウスカロライナ州へ旅行に行く、出張に行く、あるいは引っ越すという人へ。
または、ノースカロライナ州やサウスカロライナ州から、日本へ帰るという人へ。
本サイトで、ノースカロライナ州およびサウスカロライナ州の空港の情報や、おすすめの航空会社やルートについて紹介していきたいと思います。
今回はその第一弾として、ノースカロライナ州シャーロット↔日本のフライト事情について説明します。
※サウスカロライナ州や、ノースカロライナの他都市が目的地の人には、別記事でまとめ次第、リンクをご紹介するのでしばしお待ちください。
目次
シャーロット・ダグラス国際空港(CLT)
シャーロットの空港といえば、シャーロットの西側に位置するシャーロット・ダグラス国際空港です。
IATAコード(よくあるアルファベット3つで略した空港名)で、CLTと表記されます。
ノースカロライナ州には全部で4つの国際空港がありますが、ダントツで搭乗数が多いのがこのCLT空港です。
CLT空港を利用すべき都市
日本からノースカロライナ州に来るとき、どの都市に行くときにCLT空港を利用すべきかということについてですが、
CLT空港を中心として半径100キロ圏内であればCLT空港を使ってください。
シャーロットが目的地であれば当然CLT空港です。
シャーロットの北側にある、Mooresville(モアーズビル)やStatesville(ステイツビル)、北西側にあるConcord(コンコード)などには、多くの日系企業があり、出張や赴任をする人も多いと思います。
そういった方もCLTを使いましょう。
またシャーロットはサウスカロライナ州との州境に位置しているため、Rock Hill(ロックヒル)などサウスカロライナ州の一部の都市では、サウスカロライナ州の空港を使用するより、CLT空港を使用する方が断然早くて便利です。
地図を見て、半径100キロ圏内を基準にして確認してみましょう。
CLTはほぼAmerican Airlineの空港
日本の航空会社は、JALとANAの2強です。
アメリカの場合は4強といわれています。
その4大航空会社が以下です。
・American Airline
・Delta Air Lines
・Southwest Airlines
・United Airlines
この4大航空会社は、その他の航空会社と比べて、売り上げの桁が違います。
アメリカの空港では、この空港ではこの航空会社が強い、といった勢力争いの結果が色濃く出るケースがよくあります。
シカゴのシカゴ・オヘア国際空港は、ユナイテッド航空の本拠地であり、ユナイテッドの勢力がとても強いです。
アトランタのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港は、デルタ航空の本拠地であり、デルタ以外の3大航空会社は国内線しかありません。
(ちなみにアトランター東京間はデルタ航空の直通便があります。)
そしてCLT空港はというと、アメリカン航空の勢力が圧倒的に強いです。
ユナイテッド航空の便などもありますが、7-8割はアメリカン航空です。
空港内はとてもシンプル
はじめての空港に来るときに心配なのが、空港内で無事に目的の場所にたどり着けるかどうかです。
複数のターミナルがある大きな空港の場合、自分はどこのターミナルにいるのか、どこのターミナルに行かなければならないのか、常に把握しておかなければなりません。
そしてターミナルを移動しなければならない場合、バスで移動したり、電車で移動したりしなければならないケースがあり、飛行機に不慣れな人はとても不安になると思います。
その点、CLT空港はとても楽です。
ありがたいことにCLT空港のターミナルは一つだけなのです。
ターミナルが一つしかないので、降りるときも乗るときも乗り換えるときも、ターミナルを気にする必要はありません。
ターミナル内は狭くはありません。
端から端まで歩こうとしたら10分では足りません。
しかし、迷子になるということはないでしょう。
落ち着いて周囲を見渡せば、必ず目的の場所にたどり着けます。
いつも空港で迷子になりかけていまう人にとっては、CLT空港はとても優しい空港です。
フライトのルートについて
次に、日本からシャーロットに行く場合、そしてシャーロットから日本に行く場合、それぞれのフライトのルートについて説明します。
チケットを予約するときに、無数に候補は出てくるでしょうが、中でもおすすめのトランジットをご紹介します。
残念ながら直行便はありません。
まず初めに、残念なお知らせです。
日本とシャーロット・ダグラス国際空港を結ぶ直行便はありません。
日本→シャーロットもシャーロット→日本も、どちらも直行便はありません。
ノースカロライナ州で一番搭乗数の多い空港で直行便がないということは、もちろんノースカロライナにある他の空港も日本との直行便はありません。
ちなみに、サウスカロライナ州のどの空港にも、日本からの直行便、日本への直行便はありません。
とても残念ですが、最低でもOne Stop(一度乗り換え)です。
しかも東京(成田 or 羽田)の場合に、One Stopです。
もし日本での最寄の空港が中部国際空港だった場合、中部国際空港↔成田or羽田↔アメリカの大都市空港↔シャーロットという経由になるため、最低でもTwo Stop(二度乗り換え)です。
10数時間の国際線に乗りながら、2回の乗り換えというのは、正直かなりキツイです。
到着まで丸24時間かかると思ってください。
しかし、こればかりはどうしようもありません。
しんどいと思う人は、東京で一泊したり、日本と直行便がある大都市空港で一泊したりするようにしましょう。
そして、早く直行便が開通することを祈りましょう。
いくつか乗り継ぎをおすすめしない空港があります。
トランジットの候補となる空港はたくさんあります。
日本から直行便が出ている空港は、ほぼほぼトランジットの対象となります。
・アトランタ
・ロサンゼルス(LAX)
・ダラス
・ヒューストン
・シカゴ
・ニューヨーク(JFK)
・ワシントン、などなど
時期とタイミングによって、金額が変わってくるので、値段とフライトスケジュール(希望通りの時間帯にフライトがあるか、トランジットの時間は丁度良いか)を見て決めるのが一番良いかと思います。
ただし、いくつか避けた方が良い空港もあります。
まず初めに、アトランタ。
アトランタは先ほど述べたようにデルタ航空が勢力を持った空港です。
そして日本への直通便ももちろんデルタです。
後ほど説明しますが、国際便はJALかANAの便に乗ることを強くお勧めします。
快適さが圧倒的に違います。
デルタも悪くはないですが、やはりJALやANAにはかないません。
ということでアトランタ乗り換えはおすすめしません。
次に、ロサンゼルス(LAX)もおすすめしません。(ただし、関西圏の人にはロサンゼルスおすすめします。後で説明します。)
なぜなら、ロサンゼルス↔シャーロット間のフライトが5時間かかるからです。
機体の小さな国内線での5時間は、とても疲れます。
下手したら、国際線を10時間以上乗るよりも疲労度はあるかもしれません。
国内線5時間と国際線のダブルパンチは疲労度が半端ないです。
よっぽどの理由がない限り、ロサンゼルス経由もやめておきましょう。
そして、冬場のシカゴ乗り換えも、おすすめしません。
雪によりフライトがキャンセルになる可能性があるからです。
夏場のシカゴ乗り換えは何も問題ありません。
むしろ便数が多く、トランジットも楽なので、一番おすすめの空港です。
しかし冬場は違います。
冬のシカゴは、マイナス何十度の世界です。
何が起こるか分からないので、冬場にフライトを乗る際は、できるだけ南の空港でトランジットをしましょう。
さきほど述べたように、あとはフライトスケジュールと金額を見て決めればOKです。
選ぶルートによって、金額が数万円変わってくるので、しっかり調べてできる限りコストを抑えましょう。
最寄が関西国際空港の場合。
さきほど、ロサンゼルス経由はおすすめしないと記載しましたが、関西圏の人は例外です。
なぜなら、ロサンゼルス(LAX)は関西国際空港との直行便があるからです。
基本的にアメリカとの直行便があるのは、成田国際空港か羽田空港です。
関西圏の人が、成田・羽田経由とした場合、関空・伊丹↔成田・羽田↔アメリカ大都市↔シャーロットとなり、2回の乗り換えが必要です。
しかしロサンゼルス(LAX)の関西国際空港との直行便を利用した場合、関空↔ロサンゼルス(LAX)↔シャーロットと、1回の乗り換えで終わります。
さきほど述べたようにロサンゼルス↔シャーロットは5時間のフライトであり、なかなかキツいです。
しかし乗り換え2回が乗り換え1回になると思えば、時間的にも体力的にも相当楽です。
関西圏の人は、ぜひロサンゼルス(LAX)乗り換えにして、関空との直行便を利用しましょう。
おすすめする航空会社は。
次に、どの航空会社のフライトを選ぶべきかについて説明します。
ルートを決めると同時に、どの航空会社が便を出しているかを確認する必要があります。
航空会社の中でも、おすすめしたい会社、あまりおすすめしない会社とあります。
間違った航空会社を選んでしまった場合、快適な飛行機の旅を送ることはできません。
必ず確認するようにしましょう。
国際線は必ずJALかANAを選びましょう。
まず、日本ーアメリカの国際線に乗るにあたって、必ずJALかANAを選ぶようにしましょう。
アメリカンやユナイテッド、デルタの国際線もありますが、日本の航空会社のJALやANAの方が圧倒的にサービスがよく快適です。
1,2時間のフライトであれば、多少の不便も我慢できますが、10時間以上かかる国際線はそうはいきません。
快適さが一番大切です。
JALやANAであれば、当然日本語対応可能なため、英語が苦手な人でも安心です。
また設備も素晴らしいです。
エコノミークラスでも、十分大きなサイズのテレビスクリーンがついています。
映像コンテンツは、もちろん日本の作品がたくさんあります。
アメリカの航空会社の場合、エコノミークラスのテレビスクリーンはとても小さいです。
JALやANAのスクリーンと比較すると二回りほど小さいです。
日本の作品はもちろん見ることができません。
また座席も狭く、少しキツく感じます。
JALやANAと比べて、少しキツく感じるという程度ですが、それが10時間以上も続くとなると、かなりキツいです。
そして一番耐えられないのが、機内がとても寒いことです。
アメリカ人基準の冷房設定になっているのか、日本人からしたらとても寒いです。
常にブランケットを巻いていないと、風邪をひきます。
あらゆる点から、国際線は必ずJALかANAを選びましょう。
国内線はアメリカンでもユナイテッドでもどちらでもいいです。
JALとアメリカンはワンワールドという航空連合に参加しており、ANAとユナイテッドが属する航空連合はスターアライアンスです。
そのため国際線でJALを選んだ場合、国内線は必ずアメリカンです。
そして国際線でANAを選んだ場合、国内線は必ずユナイテッドです。
国内線において、アメリカン、ユナイテッドのどちらを選ぶべきかについては、正直どちらも大して変わりはありません。
金額とフライトスケジュールをみて、もっとも安くて都合のよい時間のフライトを選びましょう。
シャーロットはアメリカン航空の便が圧倒的に多いので、アメリカン航空・JALの方が選びやすいかもしれません。
しかしこれまでの経験上、ユナイテッド航空・ANAの方が安いチケットをオファーしているケースが多いように思います。
どちらが良いかはケースバイケースです。
フライト予約時にしっかり時間と金額を調べて、もっとも都合の良いフライトを予約しましょう。
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まとめ
今回、日本とシャーロット間のフライト事情についてまとめさせていただきましたが、結論は以下です。
・直行便はない。かならずアメリカの大都市で乗り継ぎをしなければなりません。残念。
・国際線はJALかANAを必ず選びましょう。→つまり国内線はアメリカン航空かユナイテッド航空のどちらかになります。
・アトランタから日本への直行便はデルタ航空しかありません。ということでアトランタ乗り継ぎはNGです。
・関西圏に住む人は、ロサンゼルス(LAX)で乗り継ぎましょう。LAXからは関空への直行便が出ています。
・あとは全て値段とフライトスケジュールで、もっとも都合の良いフライトを選べばOK。
今後、ノースカロライナとサウスカロライナの他の空港についても紹介しますが、日本との直行便がないというのは本当に痛いです。
カロライナの残念なところは、美味しい刺身が食べられないことと、日本との直行便がないことです。
日本企業がカロライナにどんどん参入し、航空会社が直行便を開始してくれる日が来るのを夢見て待っています。
頑張れ、日本企業。
アメリカ生活10年以上。
西はカリフォルニア州、東はデラウェア州。
数々の州で生活をし、最終的にノースカロライナ州・サウスカロライナ州にたどり着きました。
カロライナは本当に居心地が良く、住むには最適の地域ですが、日本における知名度は低く、もっと日本人にカロライナの良さを理解してもらいたいと思い、本サイトを開設しました。
これまでのアメリカ生活で得た経験や知識を、少しでも多くの人に共有して、皆さんのアメリカにおける日々を豊かにできますようにと願いながら、日々情報を発信し続けます。