【日本語で授業】South Academy of International Languages

 

久しぶりの投稿です。

今回紹介したいのは、シャーロット近郊在住(Mecklenburg郡在住)でお子さんの日本語スキルについて悩んでいる方への情報です。

 

駐在で米国滞在が数年と限られている場合は、お子さんの日本語を心配する必要はありません。

むしろ駐在中の数年で如何に英語のスキルを伸ばせるか、ということを重視すべきなので、日本語環境から離す=現地校に通わせる方が良いと思います。

 

しかし、現地組の方や、先10年以上は米国滞在が決まっている方の場合、話は別です。

住んでいる環境から英語は自然と伸びるでしょうが、日本語はなかなか伸びません。

日本語を聞いて理解することはできても、話すことがなかなかできない、読み書きについては全くできない、というのがよくあるケースです。

 

日本語を話せるようになってほしい、読み書きもできるようになってほしい、と願う方にはぜひ読んでもらいたい内容です。

 

 

South Academy of International Languages

今回紹介するのは、シャーロットにあるSouth Academy of International Languagesです。

https://schools.cms.k12.nc.us/sailMS/Pages/Default.aspx

 

頭文字をとってSAILと呼ばれています。(以前まではWaddell Language Academyという名前でした。)

Kindergarten、Elementary、Middleまで揃った一貫校です。

 

名前にInternational Languagesとあるように、国際的な言語についてのプログラムが最大の特徴の学校です。

 

Elementary、Middleでは日本語選択が可能!

Kindergartenでは、英語またはスペイン語を選択することができます。

残念ながら日本語を選択することはできません。

 

しかし、ElementaryとMiddleでは、日本語選択が可能です。

日本語を選択すると、日本語の授業はもちろん、その他の科目も日本語で学ぶことになります。

もちろん中には英語で受ける授業もありますが、割合的にいえば日本語7割、英語3割です。

 

意外なことに、日本語選択をしているのは日本人生徒ばかりかというと、そんなことはありません。

現地のアメリカ人の子供たちの中でも日本語を選択している子が大勢います。

その子達は学校で日本語をずっと聞いているので、日本語を理解することもできれば、話すこともできるし、読み書きだって可能です。

 

補習校だけ通っている現地組の日本人の子供より、SAILに通って日本語を選択しているアメリカ人の子供の方が圧倒的に日本語スキルが高いです。

日々の学校で日本語を使って学んでいるのだから当然なのですが。

 

 

日本語以外を選択するのも可能

日本語は家で教える!補習校やオンライン家庭教師などで頑張って学ばせる!ということであれば、日本語でも英語でもない、第3の言語を選択するという手もあります。

日本語含め、選択することができるのは下記言語です。

・中国語(Elementary、Middle)
・フランス語(Elementary、Middle)
・ドイツ語(Elementary、Middle)
・日本語(Elementary、Middle)
・スペイン語(Middle)

スペイン語はMiddleのみ選択可能ですが、それ以外の4ヶ国語はElementaryでもMiddleでも選択可能です。

 

入学時点で言語を選択する必要があり、その後変更は基本的にできません。

学校はエスカレーター式なので、小学校入学時に日本語を選んだら、中学卒業まで日本語選択となります。

 

自宅で日本語を学ばせるという方は、第3の言語を選択するのもありですね。(当の本人である子供たちは相当大変ですが。。。)

 

SAILはマグネットスクールです

日本の公立の小学校や中学校は、住んでいる住所で通う学校が自動的に決まります。

アメリカにおいてはどうかというと、公立高校のなかでも二種類あります。

それがネイバーフッドスクールとマグネットスクールです。

 

ネイバーフッドスクールとは、隣人という意味のとおり、決められた学校周りの特定の範囲内に住んでいる人が通うことができる学校です。要は日本の公立小中学校と同じです。

 

一方、マグネットスクールは、その郡の中に住んでさえいれば、だれでも通うことができる学校です。

入学できるか否かは、基本的に抽選になるようですが、当選すればどこに住んでいても通うことができます。

 

郡の中に住んでいなければならないので、SAILの場合はMecklenburg内に住んでいなければなりませんが、なかなか広範囲なのでシャーロット市内に住んでいれば問題はありません。

シャーロット在住であれば誰でも入学できる(当選したらという条件付きですが)という点で、とても選択しやすい学校となっています。



数年の駐在の場合、SAILはおすすめしません。

最初にお伝えしたように、数年で日本に戻ること決まっているのであれば、SAILではなく、現地校に通う方が断然おすすめです。

渡米してきて英語についていけずに悩むお子さんは多いですが、可哀そうだからといってSAILに入学させてしまうと、英語はますます伸びなくなります。

 

たった3年でも現地校に通えば、子供たちの英語力は急速に伸び、3年後帰るときには英語はペラペラになっています。

しかしSAILに通わせてしまった場合、3年経ってもまともに英語を話すことができないままです。

 

もちろん個人差はありますが、実際に英語スキルがまったく伸びずに日本へ帰っていく子がたくさんおり、本当にもったいないなと感じてしまいます。

 

お子さんにとっては大きな挑戦だとは思いますが、数年で日本への帰国が決まっているのであれば、ぜひ現地校に通わせてあげましょう。

その方が、お子さんの将来にとってはきっと大きな財産になります。

 

まとめ

今回はシャーロットで日本語を学ぶことができるSAILを紹介しました。

この先の世の中でどれだけ日本語が必要か、と言われると正直何も言えないのですが、日本人としてはやはり子供に日本語を話せるようになってほしい、読み書きもできるようになってほしいと願うと思います。

SAILには日本人の先生もいるので、親からしてもさまざま安心です。

 

補習校もいいですが、週に一度ではやはり足りないです。

いくら補習校でたくさん宿題がでたからといって、それで日本語をマスターできるかというとなかなか難しいものがあります。

 

より高度な日本語を習得させたい方、または日英以外の第3の言語を学ばせたい方は、ぜひSAILについて調べてみてください。

 

 

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