【World Best Award 2020 】旅行おススメ都市 in USA【優勝はなんと】
アメリカで有名な旅行雑誌 “Travel + Leisure”。
毎月発行される雑誌で、1937年から続く伝統ある旅行雑誌です。
このTravel + Leisureが毎年恒例で行うのが、World Best Awardsという調査です。
この調査では、雑誌の読者を対象に、航空会社・空港・レンタカー会社・都市・クルーズ船・スパ・ホテル・ホテルブランド・旅行会社などの評価を決め、ランキングを作成しています。
四半世紀以上続く、伝統ある調査であり、その結果は毎年とても話題になり、影響力も大きいです。
今回は、そのWorld Best Awards 2020の、都市部門のランキングトップ15を紹介します。
World Best Awards 2020
– 旅行におススメの都市トップ15 in USA
調査において評価をしているのはTravel + Leisureの読者です。
つまりこのランキングは、アメリカ人が選ぶ”アメリカで旅行するのにおススメな都市”ということです。
現地を知る人だからこそ選ぶ都市がたくさん選出されており、日本人の持っている情報からは到底選ばれることのないコアな都市がたくさんあります。
ちなみに、本調査は2019年11月から2020年3月初めまでに行われた調査をもとにしています。
11月から3月初めまでに投票されたということは、まだCOVID-19の猛威が始まる前にほとんどの投票がされています。
COVID-19以前の平常時における声が反映されたランキングであることをご注意ください。
それではさっそく15位から紹介していきます。
15位. Carmel-by-the-Sea (カーメル・バイ・ザ・シー), California
スコア:79.91
白い砂のビーチが有名なカリフォルニアのCarmel-by-the-Sea。
海からの風になびく木々と、イギリス式のコテージが並ぶお洒落な街があります。
Carmelは、アートの街としても有名で、街中には1スクエアマイルの中に75個ものギャラリーが存在しています。
ゆったりした大人な時間を過ごすことができる素敵な街です。
14位. Minneapolis/St. Paul(ミネアポリス/セントポール), Minnesota
スコア:79.94
MinneapolisとSt. Paulは隣接しており、Twin City(双子の都市)と呼ばれています。
札幌が北緯43度であるのに対して、MinneapolisとSt. Paulは北緯44.88度。
とても寒い地域ですが、湖や公園の幻想的な景観が、寒さというデメリットを忘れさせてくれます。
また、多くの素敵なレストランやクラフトカクテルバーで楽しめることが、旅行者からの支持につながっています。
13位. Washington(ワシントン), D.C.
スコア:80.26
アメリカの首都であるWashington DC。
ここの魅力は何といってもミュージアムです。
たくさんのミュージアムがあり、その分野もさまざま。
アメリカの歴史がここに詰まっています。
アメリカを知るためには絶対に欠かせない場所です。
そして、多くの美術館がタダで入館できます。
1週間ほど滞在しても、周りつくせないほどのボリュームです。
しかし間違いなく勉強になるし、刺激になります。
普段の生活からは得られないインスピレーションを得られること間違いありません。
普段の生活に少し疲れた時、一度頭をリセットして新たな発想を見つけたいときなど、ぜひWashington DCに訪問して、刺激を得たいものです。
12位. Williamsburg(ウィリアムズバーグ), Virginia
スコア:80.82
Washington DCと同様に、アメリカの歴史を学ぶ上で欠かせない街が、Williamsburgです。
決して大きい街ではありませんが、イギリスの植民地時代だったころの歴史的な名所が3つあります。
・Jamestown Settlement
・Yorktown Battlefield
・Colonial Williamsburg
Washington DCの美術館に比べれば世界的な知名度は低く、マニアックな名所ですが、アメリカの歴史を知りたいのであれば必ず行くべき場所です。
またこれらの名所に加え、DeWitt Wallace Decorative Arts Museumや、歴史的な家屋、そしてたくさんのワイナリーや蒸留所もまた、旅行者からの人気の秘訣です。
11位. Nashville(ナッシュビル), Tennessee
スコア:81.08
アメリカ音楽の聖地と呼ばれるナッシュビル。
カントリーミュージックの都です。
Grand Ole Opry(グランド・オール・オープリー)は、ナッシュビルのラジオ局から放送されるカントリーミュージックの公開ライブ放送の番組です。
1925年にはじまった番組で、全米で最も古い番組として有名です。
街にでれば、至る所で音楽が流れ、バーでは一日中ライブで演奏しています。
音楽好きは間違いなく楽しめる街、カントリーミュージックを語るのであれば絶対に行かなければならない街、それがナッシュビルです。
10位. Austin(オースティン), Texas
スコア:81.63
テキサス州の州都であるAustin。
古くからの風景も残しつつ、新たに成長も続ける都市です。
Austinはライブミュージックの都と呼ばれるほど、ライブミュージックが盛んです。
そこに歌えるスペースがあれば、音楽が流れ始めます。
また旅行者からは、Austinの美味しいレストランが高く評価されています。
フードトラックや、ブリュワリー、カクテルバー、そしてバーベキュー。
食べ物とお酒とライブミュージックを楽しめる街、それがAustinです。
9位. Asheville(アッシュビル), North Carolina
スコア:81.91
やりました。ノースカロライナからのランクインです。
第9位として、ノースカロライナ州のAshevilleが選ばれました。
カロライナを紹介するWebサイトとしては、とても嬉しい結果です。
Ashevilleはアパラチア山脈の緑に囲まれ、近くのFrench Broad Riverではリフティングをして遊んだり、夏場の旅行に最適の場所です。
自然の中で、大人はもちろん、子供もめいっぱい遊ぶことができる家族向けの街です。
またアメリカで最も大きな個人住宅として有名な、ビルトモア・エステートも、Ashvilleの観光名所の一つです。
これまでも何度かAshevilleについては触れてきましたが、今後もっとフォーカスしていきます。
【清々しい一日の始まりに】ファーマーズマーケットを散策してみよう【おすすめマーケット 7選】
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8位. Honolulu(ホノルル), Hawaii
スコア:81.92
説明するまでもありません。
誰もが憧れるリゾート、ハワイのホノルルです。
年中温かい気候、綺麗な海、美味しい料理。
何をとっても最高のリゾートです。
日本人からしたら、ホノルルが8位というのは意外かもしれません。
てっきり1位と思っていました。
そのホノルルが8位とは。7位以降の都市が楽しみです。
7位. San Antonio(サンアントニオ), Texas
スコア:82.20
San Antonioはテキサス州の第2の都市です。
アメリカのヴェニスと呼ばれるサンアントニオは、ダウンタウンにRiver Walkという名所があります。
ダウンタウンの中に川が流れており、その川沿いを歩いたり、ボートに乗ってツアーしたりできるのがRiver Walkの特徴です。
川沿いには多くのレストランも出店しており、川沿いのベンチでご飯を食べることができます。
歴史ある街ですが、大きなブリュワリーが建てられたり、高級ホテルや新しいミュージアムが建設されたりなど、発展も著しいです。
旅行者からは、家族向けにとても良い街として高評価を得られています。
6位. New York City(ニューヨークシティ), New York
スコア:83.48
アメリカ最大の都市、ニューヨーク。
タイムズスクエアから、ウォール街、自由の女神、メトロポリタンミュージアムなど、押さえておかなければならない名所がたくさんあります。
もちろんそういった名所巡りも大人気です。
しかし、ただ単純に通りをぶらぶらして、とても良い匂いを漂わすフードトラックに立ち寄ったり、路上パフォーマンスを楽しむ。
そういった楽しみ方を好む人がとても多いです。
英語でSerendipity(セレンディピティ)と単語があります。
意味は、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見したりすること、つまりふとした偶然で幸運をつかみとれる才能を表す単語です。
日本語にはこういった単語はないので、そのままセレンディピティといわれますが、とても良い言葉です。
ニューヨークはそんなセレンディピティによって楽しみ方が毎回変わる、何度訪れても飽きない都市として評価されています。
5位. Chicago(シカゴ), Illinois
スコア:83.78
全米第3の都市、シカゴ。
五大湖の一つ、ミシガン湖に面する大都市です。
世界クラスのミュージアムや、有名建築家が設計した超高層ビル、デザイン志向のホテル、革新的なレストラン。
ダウンタウンでは一週間あっても楽しみ切れないと旅行者は評価します。
北緯は約41度。函館の緯度とほぼ同じです。
9月から一気に涼しくなり、冬がやってきます。
シカゴを訪問するのであれば、4月5月の春過ぎか、9月の秋の始まりごろが気候的にベストです。
4位. Savannah(サバンナ), Georgia
スコア:85.57
スコアが83点台から飛んで85点台に。
第4位はジョージア州のSavannahです。
大西洋に面する海岸沿いの街で、ジョージア州とサウスカロライナ州の州境に位置しています。
港町として栄え、歴史的な建造物やコケをまとったオークの木々などで知られています。
もちろん歴史ある街で、それも魅力の一つですが、最近では無料のギャラリーや、奇抜なカフェなどでも注目を集めています。
Savannahの食文化は世界から注目されるほどです。
古き良きを失わずに進化し続ける街であり、訪問する度に良い意味で変わり続けるのが旅行者にとって最大の魅力です。
3位. Santa Fe(サンタフェ), New Mexico
スコア:85.73
ニューメキシコ州の州都であるSanta Feが第3位。
ニューメキシコ州はアリゾナ州とテキサス州の間にあり、ほぼ砂漠の州ですが、砂漠ならではの大地が生み出す芸術を楽しむことができます。
何世紀にもわたる伝統的な日干しレンガの建物や、たくさんのギャラリーもまた魅力の一つ。
アメリカであってアメリカでない旅を味うことができます。
アメリカ旅行を何度も経験している熟練者には、ぜひ訪問してもらいたい場所です。
2位. New Orleans(ニューオーリンズ), Louisiana
スコア:87.03
85点台から飛んで87点台へ。
第2位の都市は、ルイジアナ州のNew Orleans。
ルイジアナ州はテキサス州の東に位置する州で、大西洋に面した港町です。
フランスやスペインの植民地だったこともあり、いまなお当時の雰囲気を街並みに残すフレンチ・クオーターは、観光名所として有名です。
ジャズ発祥の地として有名で、音楽の都と呼ばれています。
ジャズバーが至る所にあり、街を歩けばどこからともなくジャズが聞こえてくるという、とてもお洒落な街です。
毎日がお祭りのようで、眠らない街とも呼ばれます。
1位. Charleston(チャールストン), South Carolina
スコア:87.29
栄えある1位に選ばれたのが、サウスカロライナ州のCharlestonです。
2020年は、1位の都市はカロライナから選ばれました。
とても嬉しいです。
このサイトでも何度かチャールストンのおすすめスポットを紹介してきたので、興味があればぜひ下リンクを見てください。
【チャールストン①】一度は行ってみたい。野生のワニが出るゴルフコース【テレビで見るやつ】
【チャールストン②】地元民にも観光客にも人気 Folly Beach【綺麗な海ではない】
【清々しい一日の始まりに】ファーマーズマーケットを散策してみよう【おすすめマーケット 7選】
チャールストンは素晴らしい都市であることはわかっていましたが、まさか全米が選ぶランキングで1位になるとは思いませんでした。
1位に選ばれた理由は、歴史と建物、文化、気候、地元民の親切な人柄、ビーチがあること、など、全ての要素を兼ね備えていたという点です。
その中でも一番の理由として、旅行者が口を揃えて答えるのは、美味しい食べ物です。
シーフードで有名なチャールストンですが、シーフードはもちろん、何を食べても美味しい。
そしてホスピタリティも豊富で、レストランのスタッフなど地元民との交流がまた楽しいと評価されています。
以上が2020年のWorld Best Awardsの都市編のランキングでした。
てっきりホノルルやマイアミなど、リゾート地が上位に来ると思っていましたが、アメリカ人が選ぶ基準は日本人とはまた少し違うようです。
しかし現地に住むアメリカ人がおススメする都市なので、行って楽しめることは間違いありません。
コロナが落ち着いたら、旅行の計画を立てて、いろんなところを旅してみましょう。
まとめアメリカの伝統ある旅行雑誌Travel + Leisure。
そのTravel + Leisureで四半世紀に渡り毎年実施されている調査がWorld Best Awards。
2020年のWorld Best Awardsで選ばれた、旅行の人気都市トップ15を紹介しました。
栄えある1位に選ばれたのはサウスカロライナ州のチャールストン。
アメリカをよく知るアメリカ人が選んだ1位です。
アメリカで旅行したいけど、どこに行こうか、という時に、ぜひこのランキングを参考にしてみてください。

アメリカ生活10年以上。
西はカリフォルニア州、東はデラウェア州。
数々の州で生活をし、最終的にノースカロライナ州・サウスカロライナ州にたどり着きました。
カロライナは本当に居心地が良く、住むには最適の地域ですが、日本における知名度は低く、もっと日本人にカロライナの良さを理解してもらいたいと思い、本サイトを開設しました。
これまでのアメリカ生活で得た経験や知識を、少しでも多くの人に共有して、皆さんのアメリカにおける日々を豊かにできますようにと願いながら、日々情報を発信し続けます。